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【金武校】Supportiveな人材を

こんにちは!理学療法学科です♬

理学療法学科1年生の履修科目の中に「心理学」という科目があります。

ある心理学の本によると「心理学とは『100mを走るために直線で見た時とビルの上から見下ろした時の違い」とありました。なるほど…と思いましたが、みなさんはいかがですか?

100mを走るために前方を見た時には、「怖い」とは感じないと思いますが、ビルから100m下を見た時にはとても「高い(遠い)ので怖い」と感じる方も多いのではないでしょうか?同じものを見ているのに、ちょっと見方を変えると感じ方が変わることがあります。

昨年のパラリンピックを観戦された方も多かったのではないかと思います。選手の中で日常から車いすを使っている代表的な障害は脊髄損傷と言います。事故などで背骨の中の脊髄という神経が傷つくことによって運動機能や感覚機能、体温調節機能などが障害されます。彼らが街中でかけられる声で多かったのは、「若いのに大変ねぇ」という言葉です。

また、事故で手足の切断してしまったり、生まれつきに欠損していたりする選手たちもいます。日常生活では義足を使っていることが多く、以前は装飾義肢と言って見た目にわからないようなタイプを使うことが多かったのですが、最近のスポーツ場面ではカラフルな支柱やソケット(自分の体との接合部)を見せることが増えています。さらに、義足を活かしたファッションモデルをしている方々もいます。子どもたちの反応の中には「ロボットみたいで格好いい」というものがあるそうです。

パラリンピックの選手たちも、オリンピックの選手と同様にあこがれの存在になりつつあります。見方が変われば、「かっこいい」に変わるのです。

そこに至るまでの道のりに少し手を貸す仕事が理学療法士です。

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